『小論文と作文の違いpart2』希望ヶ丘の個別指導塾 AO入試プロ

『物語を解説することとは』希望ヶ丘の個別指導塾 AO入試プロ

 

 

 

作文と小説との違い

 

 

 

小論文と作文の違いは、

 

昨日、お話ししました。

 

小論文はプレゼンテーションで、

 

作文は演劇という話です。

 

本日は作文にかんしてもう少し掘り下げて

 

考えてみます。

 

 

 

 

作文には「物語性」があります。

 

その物語に説明を付加することで、小説との

 

違いを生みだします。

 

 

 

この「説明」という部分にもう少し解説が

 

必要かとおもいます。小説にもこのような

 

場面はあります。主人公の心情を記述する

 

ような場面です。

 

 

 

内側の声を発信している記述を小説で

 

見かけないことはありません。

 

では、作文の「説明」となにが違うの

 

でしょうか。

 

 

 

考えてみると簡単です。

 

小説は読者を想定して書いているものでは

 

ありません。

 

 

 

いや、正確に言うと、読者は小説という

 

物語のなかには存在していないことに

 

なっていますよね。

 

 

 

物語のなかにある登場人物同士が

 

ストーリーを駆動させていますが、

 

その世界に小説の読者は関与していません。

 

 

 

ということは、読者はその世界を定点観測

 

しているように眺めていることになります。

 

読者しかない定点から小説の世界を愉しむ

 

ことが小説特有の味わいです。

 

 

 

考えてみれば不思議なことです。

 

小説を書く作者は、もちろん読者の存在を

 

意識して書いているのでしょうが、読者が

 

小説を眺める距離間は崩せない。

 

 

 

ある意味で、小説の世界と読者との距離間を

 

一定には保たないと成立しないのです。

 

 

 

作文の独自性

 

 

 

では作文の「説明」はなにが異なるのか。

 

小説の登場人物たちが心情の発信は、

 

あくまでもその限られた世界のなかで循環

 

するものですが、作文の「説明」は読者の

 

側に矢印が向いているものです。

 

 

 

つまり、読者を意図的にその作文のもつ世界

 

へ関与させる目的があります。

 

てくてくと歩いていく独り歩きの小説とは

 

異なって、物語と解説がワンセットに

 

なっているということです。

 

 

 

この微妙なニュアンスがわかりますかね。

 

物語の駆動力を利用しながら、説明を読者に

 

投げかける感じです。

 

 

 

たとえば、もしあなたが森でホタルを見た

 

物語を作文のなかで走らせるとします。

 

すべてを物語の一辺倒で終わらせては

 

いけません。

 

 

 

そのホタルを見たことで、

 

何かを感じたとします。その「何か」は

 

どんなものがあるでしょう?

 

 

 

たとえば、川底のゴミを見かけることを

 

絡めながら、環境問題について読者に発信

 

することもできます。

 

 

 

あるいは、川の水質にかんする発信かも

 

しれません。

 

物語の途中で立ち止まりながら、

 

社会に関与する糸口をつくります。

 

 

 

ホタルを見た実体験から、環境問題への

 

飛躍をいかにスムーズにおこなうか。

 

 

 

この飛躍することへの技術は磨かないと

 

いけません。練習すれば、扉をあけて飛躍

 

することへの感性が研ぎ澄まされます。

 

 

 

『飛躍する技術』希望ヶ丘の個別指導塾  AO入試プロ

 

 

 

サプライズもあっていい

 

 

 

この物語から社会への飛躍はベタでない方が

 

キレ味がでます。

 

「そう繋げるのか!」みたいなサプライズも

 

悪くありません。

 

 

 

たとえば、スポーツをしている実体験を

 

物語として走らせます。そのグランドが土で

 

はく芝だったとします。

 

 

 

その「芝」という糸口から、社会への飛躍が

 

できないかを考えます。

 

グランドでスポーツをしている話しから、

 

「芝」に立ち止まる。

 

 

 

そこからなんとか

 

扉を押し開けてみて、社会性につながるよう

 

な話を試行してみるのもおもしろいですね。

 

 

 

「なるほど、そう来たか」と思わせるような

 

飛躍である方がユニークで独自性が出やす

 

いとおもいます。

 

 

 

飛躍から説明へ

 

 

 

いったん物語から社会へ飛躍したら、

 

しばらくは「説明」を続けます。作文は小説

 

と異なり、読者を巻き込まないいけないから

 

です。

 

 

 

ある意味で、その説明は主張と呼んでもいい

 

のかもしれません。

 

小論文でも主張することはありますが、

 

作文と違うのは、その主張が物語という土壌

 

から発芽していることです。

 

 

 

しかも、突然としてその主張が姿を表す

 

こともあります。

 

 

 

小論文では、論理展開が

 

肝になるので、このようなサブライズ要素を

 

組み込むことは容易ではありませんが、

 

作文ならそれができます。

 

 

 

作文を批判的に見る人の特徴

 

 

 

ごくまれに、いや、けっこういますが、

 

こんなことを言う人がいます。

 

ある作文を読んで、

 

「論理的ではない」と揶揄する人です。

 

 

 

作文は物語性を担保した上で、読者に発信

 

するような説明を付加します。

 

 

 

これが小論文との違いなので、

 

おそらくその部分が「論理的でない」と批判

 

する根拠だとおもいます。

 

 

 

つまり、純粋な論理展開ではないからです。

 

物語から突然、芽を出す論理性の現れ、

 

だとも言いましょうか。

 

 

 

このような根拠から批判するのも当然なので

 

すが、そもそも論理の土壌が違うので、

 

作文にたいして「論理的でない」と批判する

 

ことは、そもそも的外れだということが

 

わかります。

 

 

 

「小論文と作文の違い」にかんしては、

 

はっきりと明言しているテキストがなかなか

 

見当たりません。もし、タメになれば参考に

 

してほしいです。

 

 

 

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